令和3年4月9日、津波シェルターCL-HIKARiは、内閣官房 国土強靱化推進室が発表した「国土強靱化 民間の取り組み事例集」の一つとして紹介されました。
内閣官房は、国土強靱化の推進を実行するためには国、地方公共団体のみならず、民間事業者の主体的な取組が重要と考えており、平成27年より国土強靱化に関して先導的な取組を収集しています。
これまでに579事例を「国土強靱化 民間の取組事例集」として公表しており、今回は国土強靱化に関して先導的な取組60事例を掲載。その事例の一つとして弊社のCL-HIKARiが紹介されました。
事例集はインターネットから無料でダウンロード、閲覧できます。
目次
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/r3_minkan/pdf/mokuji.pdf
全事例集
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/r3_minkan/pdf/jireishu.pdf
津波シェルターCL-HIKARi事例
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/r3_minkan/pdf/027.pdf
内閣官房による紹介内容を転載いたします。
FRP(繊維強化プラスチック)の加工と成型を主業務とする株式会社光レジン工業は、津波対策用の密閉型・家屋内設置シェルター「CL-HIKARi」を製造・販売している。
東日本大震災の死亡者・行方不明者のうち、約9割が津波被害によるものであったという教訓から、同社は、永年培ってきた FRP 成型技術が命を守ることに貢献することができるのではないか、と考え、「世界初の FRP製密閉型家屋内シェルター開発プロジェクトチーム」を発足し、同製品の研究・開発に至った。
同製品は、主に南海トラフ地震の津波被害を想定したもので、大人が4名避難することができる。平時はリビングやベランダ等の居住空間に設置し、非常食や保存水を入れておき、いざというときのために備えることができる。地震や津波が発生した際は中に入り、ドアを閉めるだけで建物の倒壊による瓦礫や浸水等から身を守ることができる。
避難時は、シェルター内部の空気と付属の携帯酸素により、密閉状態を2時間程度維持できる(大人4人避難時)設計となっている。
救助要請について、水上が安定していればハッチを開けて救助を求めることができる。また、シェルターは電波を通す設計になっているため、内部に避難した状態のまま、携帯電話等を用いることもできる。
同社では、同製品の購入者に対して、有事の際に最優先して守る「命」以外で何を避難時に持ち出すのかについて考え、取捨選択する機会をつくるように促している。また、その決定内容は常に見直す必要があることも伝えている。いざというときに正しい判断ができるよう、平時から有事の際の行動について意識してほしいという考えである。
今後は、利用者の二ーズを聞き取り、希望に沿った大きさや形状の新製品の開発・研究、販売を予定している。加えて、地方公共団体向けの広報活動にも尽力していく考えである。
これから日本は、大災害となる可能性が高い「南海トラフ地震」に立ち向かわなければなりません。尊い犠牲によってもたらされた貴重な教訓を活かさなければ、亡くなられた多くの方達は浮かばれません。限られた時間の中で、一人でも多くの命を救うべく、弊社では全社一丸となって、シェルタープロジェクトに邁進してまいります。
・民間の取り組み事例紹介URL
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/torikumi_minkan.html
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・連絡先
内閣官房国土強靱化推進室
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〒191-0011 東京都日野市日野本町4-10-23
TEL: 042-584-5797(代表)
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